だいぶサボってましたブログ、久々の登場で長文ですがお付き合いを
当時高校生だった少女とエメラルドとの奇跡の出逢い。
こういう出来事ひとつひとつが 「この仕事をしていて本当に良かった!」 と
この仕事に対する誇りと喜びを、私達はいただいているのです。
今も忘れはしない2010年、お父さんに連れられて高校生の少女が当店へお出掛けになりました。
その少女、自分の誕生石がエメラルドと知って、ずいぶん調べたのでしょうね・・・
デザインとエメラルドにこだわりを持っていました。
お値段もお手ごろな店頭にあるネックレスではあまりお気に召していただけません。
数日後に控えた展示会のご案内をしました。
普段店頭にないハイクラスなジュエリーをご覧いただける機会。
私にできる事は、その時に聞かせていただいたご希望のネックレスを、
メーカーさんに特別に用意して欲しいとお願いするだけ。
メーカーさん、一生懸命探してくれました。
展示会、当日。
お父さん、少女、そしてジャッジをするお母さんと3人でのご来店。
特別にご用意したネックレスを少女は大変気に入ってくれました。
さて、困ったのはお父さんとお母さんです。
よく理解して欲しい事。
それは、高校生にはとても高価な品である事・・・私もお父さんとお母さんと同じ想いでした。
一過性のモノとせず、一生大切にする事などの約束をしてのご購入となりました。
それから約2年・・・
あの少女はどうしているのかな?と、やはり忘れる事はありませんでした。
そこへ一通のメールが届いたのです。
それはあの少女からでした。
「嬉しくて、購入してからというもの毎日ずっと肌身離さず身に着けておりました。
今は大学一年生ですが、地元を立つ前にネックレスの絵を描いて
その絵をグループ展で展示したり、その絵を合格した大学で
講評してもらったりしました。
現在は美大生として頑張っております。
エメラルドにはいろいろと思い入れがあり
自分の分身のように大切にしていたのですが、
昨年の8月に旅行に行った際、留め具が緩くなっていたらしく自然に外れ、
新幹線の中でなくしてしまいました。
各所に問い合わせてみたのですが結局見つからず、
心の底からショックでした。
一週間ぐらい泣きました。」(メールの一部より)
ショックでした・・・
大切にしてくれているとは思っていましたが、これ程大切に・・・
そしてその宝物が手から離れてしまった事・・・
できる事は少女と連絡を取って、今の彼女の心情を察する事。
しなければいけない事はメーカーに連絡して
再度、同じネックレスを何としても探し出してもらう事。
先日のGW、帰郷した彼女との再会ができました。
高校生の幼かった少女ではなく、少し大人の女性になって。
メーカーさんの必死な協力によって
1本だけ同じデザインのネックレスが見つかったのです。
実際に見て確認してもらって、あの時と同じように気に入ってもらえました。
良かった!!!
遠い地で一暮らしをしながら将来の夢に向かって頑張っている
話も聞かせてもらいました。
他のメールでの彼女からの一文。
「石を直感で選ぶ、とはよく聞きますが、あのネックレスは
私にとってまさに これだ! と思えるものでした。
決意表明のために買ったものであるので、苦しくなった時には
助けられていたように思いました。」
決意表明・・・
高校生のあの時、現在を掴み取る為、
彼女には必要なネックレスだったのですね・・・
高校生には高価で贅沢なモノ・・・
それは事実として、あの時、お父さんとお母さんと私で伝えました。
でも、今、思います。
高価で贅沢なモノって何だろう?
一生大切にできる10万のモノが高価で贅沢?
いずれ消費してしまう2000円のモノが安価で普通?
その答えはその方の心にある。
彼女はエメラルドを大切に大切に、宝物としている。
「エメラルドのネックレス
どうか、頑張る彼女の1番側で、勇気づけ支え続ける存在でいて欲しい!」